ブラックパンサー/ワカンダフォーエバーのネタバレ感想!ワカンダとタロカンの未来を考察
公開となりました「ブラックパンサー/ワカンダフォーエバー」
前作「ブラックパンサー」の主役であったティチャラ=チャドウィック・ボーズマン亡き今作品、妹シュリとヴィラン(悪役)のネイモアに注目が集まりました。
今回は「ブラックパンサー/ワカンダフォーエバー」の少しネタバレを含ませつつ感想を書いてみました。
ワカンダとタロカンの接点は?
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ワカンダ王国と同じ、特殊鉱石「ヴィブラニウム」が埋蔵している国なんです。
前作、「ブラックパンサー」で終盤、国王であったティチャラが世界との国交を宣言しましたが、ヴィブラニウムは権力を持ちたい国からすれば、喉から手が出る思いの鉱石。
国王ティチャラが亡くなり国力が落ちているタイミングで、ヴィブラニウムを提供してほしいと求める国が多数、現れはじめました。
発掘しようとして、タロカン帝国が存在するユカタン半島周辺を捜索する国(アメリカ)も出てきましたが、捜索部隊がタロカンの戦士たちに殲滅させられます。
その時、ワカンダではシュリとラモンダが話し合っている最中、セキュリティが強固な筈のワカンダに、ネイモアが単独で侵入、交渉をスタートさせます。
リリウィリアムズ/アイアンハートが登場するキッカケ
ヴィブラニウムを提供してほしいとワカンダに交渉する先進国の首脳たちですが、しかしラモンダは頑なにそれを拒否します。
ならば、そもそも隕石であるヴィブラニウム、 ワカンダ以外にも埋蔵しているのではないかとアメリカは企み、天才発明家であるリリウィリアムズにヴィブラニウム探知機製造を依頼。
それが前述の発掘作業であり、その事がネイモアの耳にも入り、自国が脅威に晒されぬよう、彼女を消す計画を立てます。
その情報がワカンダ王国にも入り、彼女を保護する事になり、シュリとオコエが向かいますが、CIA部隊と交戦中の間にタロカンの戦士も介入する事に。
圧倒的なスピードとパワーを誇るタロカンの戦士たちになす術がなく、シュリとリリウィリアムズはタロカン帝国に連行されます。
ネイモアがワカンダにアプローチする理由
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近年の先進国でのヴィブラニウム発掘の問題は、世界と国交を開始したワカンダにもあると、ネイモアが見解し、結託して世界と対決しようとシュリに交渉しました。
しかしシュリはそれを拒否し、ヴィブラニウムの力で世界を抑え込もうとするネイモアの思想と対立します。
その時ワカンダ王国ではシュリの奪還作戦を遂行、ワカンダから離れて生活していたナキアに作戦を依頼します。
ワカンダは「forever」だけどタロカンは?
互いに架空の国である「ワカンダ王国」と「タロカン帝国」
国の礼拝(礼拝とは本来は宗教の言葉ですが適切な言葉が浮かばないので礼拝としておきます)としてワカンダ王国の場合、胸の前で腕を交差し「Wakanda Foever」と発します。
タロカン帝国にも礼拝があって、右手を上に、左手を下に手首を合わせ、指を開き、「Liik’k Talokan」と発します。
「Liik’k」とは「種族」と言う意味の様です。翻訳すると何故か、南米からは遠いエストニア語で検出されて出てきます。
ライアン・クーグラー監督が「この作品には6か国の言葉を使っている」と発言していているので、歴史を辿って言語に意味を持たせているのかもしれません。
「種族」という言葉も調べると色々な意味を持っていて、多分ファンタジー系の能力を持ったタロカンの人々の事を指しているのではないか、と思われます。
(追記)映画公開後のライアン・クーグラー監督の公式コメントには「Liik’k Talokan」となっております。
しかし、SNS等を見ていると、「Liik’k」が「Liik’ik」となっているコメントを多数発見、訳すと「親切な」と言う意味(やはりエストニア語)になります。
あと、ネイモアがタロカンの国民に対して礼拝を行うときは左手が上、右手が下になってます。
興味深いですね。
ワカンダとタロカンが決裂する理由は?
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ナキアはタロカン帝国侵入に成功しますが、シュリとリリウィリアムズ保護の際にタロカンの保護観察員の命を奪ってしまいます。
保護観察員に被害が起きてしまった事でネイモアは憤慨、壊滅させる目的でワカンダ王国に迫ります。
タロカンの戦士たちの戦闘力は圧倒的、ほぼなす術亡き状況に陥り、ラモンダとリリウィリアムズにもその危機が迫ります。
タロカンの力でもある、水の兵器にふたりは巻き込まれ、ラモンダは自分の身を犠牲にしてリリウィリアムズを保護、命を落としてしまいます。
大切な母親の死に、シュリは怒りネイモアに対して復讐を誓い、絶滅したはずのハーブのコピーに没頭、ブラックパンサーになることを決意しました。
キルモンガーの登場
兄のように気高いか?
仕事をやり遂げるか?俺のように
N’Jadaka
キルモンガーは登場します。
作品を観ていて「何処でどんな形で出るのだろう」と気になっていましたが、あのシーンの冒頭で「もしや?」と思ったら出てきました!
圧巻というのでしょうか、ドンピシャの役柄と場面でした。
キルモンガーはごくわずかな期間ながらワカンダ王国に居たわけで、その間にティチャラとも対峙しております。
そのことを通じ、やはり彼もワカンダ王国の人間であり王族でもある事を、このシーンを通じて感じ取ることができます。
あと、視聴するときに気を付けたいのが、「キルモンガー」は俗称、通り名であって、本名は「ウンジャダカ」なんですよね。
今作品では「ウンジャダカ」の名で出るシーンがありますので「ウンジャダカって誰?」ってならないよう、お気を付けください(笑)
最終決戦へ
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「ヴィブラニウム」探知機をおとりに、タロカンの戦士を決戦へ導き出すシュリ、ワカンダ王国は兵士総動員でタロカンに立ち向かいます。
ワカンダとタロカンの闘いはワカンダが押され気味で苦戦、そしてブラックパンサーと化したシュリの目標はネイモア、自身の開発した兵器と共に接近します。
「熱を加え水分を蒸発させること」とネイモアの弱点を暴いたシュリは、自身が登場している戦闘機にネイモアをおびき寄せ密封、高温で熱して彼の力を奪います。
しかしネイモアの能力は劣らず、抵抗され戦闘機は落下、砂漠での戦いにもつれこみ、大きな傷を負いながらもシュリは、最後の力を振り絞りネイモアに一撃を与えます。
決戦は終結へ
弱ったネイモアの首に槍の刃を突き付け、止めを刺そうとするも、ラモンダから「今こそ自分を示しなさい」との声が届き、手を止めます。
そしてシュリは「降伏すれば、タロカン帝国はワカンダ王国が守る」ことを約束し、ネイモアは降伏、ワカンダとタロカンの戦いは終結するのでした。
最終決戦の個人的な感想
スーパーヒーロー映画は味方と敵の区別がハッキリしていて、味方が勝利を収めることに爽快感を感じるものですが、それとは一線を画す作品だと思います。
ワカンダ、タロカンのどちらにも感情移入してしまい「とにかく早く戦いを終えてほしい」と思いながら観ておりました。
「鑑賞しているこちらの胸が苦しくなってくる」場面であった、というのが個人的な感想です。
作品は終了までご覧ください!
エンディングの曲とエンドロールが終わった後も話が続きます。
シュリはワカンダを離れ、ハイチにいるナキアのもとへ。(その間、ワカンダ王国の王はエムバクが勤める事に)
そしてナキアはシュリにある少年に会わせます。
「内緒話だから誰にも話さないでね、僕のお父さんは『ティチャラ』という名でワカンダの国王だったんだ!」と無邪気に話す少年にシュリは微笑むのでした。
この時のすべての感情を込めた、シュリの笑みがとても印象深かったです。
まとめとワカンダとタロカンの未来を考察
Where water and land meet.
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「ブラックパンサー/ワカンダフォーエバーのネタバレ感想!ワカンダとタロカンの未来を考察」
いかがでしたでしょうか。
「ブラックパンサー」シリーズはこれからも続くようで、次のブラックパンサーの出現、また和解したタロカン帝国との関係の今後がとても気になります。
ワカンダ王国は、王の適任者がいなくなり、暫定で国を運営している為、次回作の公開まで王室の混乱は続くのかもしれません。
黒幕(先進国)との対決も始まったばかりで、今後はワカンダとタロカン同士で自国とヴィブラニウムを守る為に、互いに助け合いながら生きていくのかもしれません。
今作品、国王ティチャラを失い混沌とした様子をありのままに描いていた感じが、却って視聴者への投げかけにも見えて、考えるところがありました。
次回作が待ち遠しいですね!
ご覧いただきありがとうございました。
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