2026年8月19日、レーシングブルズは角田裕毅が今週末のF1第12戦オランダGP(8月21日開幕、ザントフォールト)にチームから出場すると発表しました。
きっかけは、レッドブル・レーシングのアイザック・ハジャーがサマーブレイク中の手首負傷により、今大会を欠場することです。
角田にとって、2026年シーズン初のF1レースとなります。
本記事では、いま確定しているドライバー交代、ハジャー負傷の概況、角田復帰の位置づけを整理します。
内容は2026年8月20日時点の整理です。
ハジャーの全治期間や、角田の参戦が1戦限りか複数戦かは、現時点では断定しません。
いま確定していること
- 大会 … F1第12戦オランダGP(8月21日開幕)
- ハジャー … 手首負傷。オランダGP欠場
- ローソン … レーシングブルズからレッドブル・レーシングへ。ハジャーの代役
- 角田 … リザーブドライバーからレーシングブルズへ。アービッド・リンドブラッドとコンビ
- 角田の位置づけ … 2026年シーズン初のF1レース。2025年中国GP以来、レーシングブルズのマシンで走るのは約1年5か月ぶり
- 次戦 … イタリアGP(9月4〜6日、モンツァ)。ハジャーの復帰時期はチーム未発表
ドライバー交代の流れ
今回の変更は、レッドブル・グループ内の3段階の入れ替えです。
| 順番 | 誰が | どこへ | 理由 |
|---|---|---|---|
| 1 | ハジャー | 欠場 | 手首負傷 |
| 2 | ローソン | レーシングブルズ → レッドブル | ハジャーの代役 |
| 3 | 角田 | リザーブ → レーシングブルズ | ローソンの後任 |
ローソンは2025年にレッドブルへ昇格したあと、2戦で更迭されレーシングブルズに戻っていました。
今回、再びレッドブルのシートに就きます。チームメイトはマックス・フェルスタッペンです。
角田は2025年にレッドブルへ昇格したあと、2026年シーズンのレギュラーシートをハジャーに譲り、テスト兼リザーブドライバーとして両チームを支えてきました。
今回、予期せぬ形での実戦復帰です。
ハジャーの負傷
レッドブルの公式声明では、ハジャーが「サマーシャットダウン中に手首を負傷し、オランダGPに出走できない」とのみ発表されています。
骨折の部位・手術の有無・全治期間は、チームからは未発表です。
海外メディアでは、サマーブレイク中のボクシング練習(サンドバッグを殴るドリル)で負傷した、手首の骨折の可能性が報じられています。
ハジャーは普段からボクシングをトレーニングに取り入れていた、との報道もあります。
次戦のイタリアGPまで約2週間ですが、復帰できるかどうかは現時点では不明です。
中手骨骨折の一般的な回復期間を3〜4週間とする医療データを引用した海外記事もありますが、ハジャーのケースに当てはまるかは確認できていません。
角田本人もXで「アイザックの早期回復を祈っています」とつづっています。
角田復帰の位置づけ
角田は2021年にアルファタウリ(現レーシングブルズ)でF1デビュー。
5年間114レースに出走し、最高順位は4位です。
2025年の日本GPからレッドブルに昇格しましたが、レギュラーシートは繋げられず、2026年はリザーブに回りました。
2026年シーズンは、レッドブルとレーシングブルズのテスト兼リザーブドライバーとして、シミュレーター業務や現場サポートを担っていました。F1のレースそのものには、今週末が初出場です。
角田は発表を受け、Xで次のようにつづりました。
今週末、再びステアリングを握ってチームのために出場できることをうれしく思います
レーシングブルズは古巣です。
2026年のマシン規則は刷新されていますが、角田はリザーブとして両チームの開発に関わってきた経験があります。
短い準備期間ではありますが、チームのマシンを知るドライバーとしての走りが注目されます。
なお、今回の復帰はレッドブルではなくレーシングブルズからの参戦です。
ローソンがレッドブルの代役を務め、角田はローソンの空いたシートに入る形です。
代役参戦の前例
F1でリザーブドライバーが代役としてレースに出るのは、珍しいことではありません。
負傷・病気・その他の理由でレギュラーが欠場したとき、代役が入る例は近年も複数あります。
直近では、2024年豪GPでサインツの虫垂炎に代わりベアマンがフェラーリからデビューし、2022年伊GPではアルボンの虫垂炎に代わりニック・デ・フリースがウィリアムズから出走しました。
COVID-19流行期には、ヒュルケンベルグが複数チームの代役を務めたことでも知られています。
2023年オランダGP──ほぼ同じ舞台
今回と特に重なる前例があります。2023年のオランダGP(同じザントフォールト)です。
- ダニエル・リカルドが金曜FP2のクラッシュで左手の中手骨を骨折
- 代役に起用されたのがリアム・ローソン(当時アルファタウリ=現レーシングブルズのリザーブ)
- ローソンのF1デビュー。その後5戦連続で代役を務めた
- 当時のチームメイトは角田裕毅
手の負傷、同じサーキット、ローソン、レーシングブルズ系チーム、角田──要素が重なります。
2023年はローソンがRBの代役として入り、2026年はローソンがレッドブルへ昇格し、角田がRBの代役として入る。
ドミノの向きは逆ですが、因縁は深いです。
ローソンは2023年の代役参戦を足がかりに、その後レーシングブルズのレギュラー、2025年にはレッドブルへとキャリアを伸ばしました。
代役から正規シートへつながった例としても語られます。
バイクレースではより日常的
MotoGPには、F1のような常時帯同型のリザーブ制度はありません。
代役はその都度、テストライダーや元所属ライダーを招集する形が多く、欠場が出るたびに「誰が代わるか」の発表が行われるのが普通です。
マルク・マルケスの代役にミケーレ・ピッロ、マーベリック・ビニャーレスの代役にポル・エスパルガロやジョナス・フォルガー、ヨハン・ザルコの代役にカル・クラッチローなど、2025〜2026年も複数の例があります。
F1より流動的で、代役参戦そのものは馴染みのある光景です。
今後の注目点
- オランダGP … 角田の予選・決勝の走り。リンドブラッドとのコンビ初共闘
- ローソン … 再びレッドブルでフェルスタッペンと組む。2度目の昇格となる
- ハジャーの復帰 … イタリアGP(9/4)に間に合うか。チームの発表待ち
- 角田の参戦期間 … 1戦限りか、ハジャー復帰まで複数戦かは未定
レース結果や復帰発表が出れば、追記の余地があります。
まとめ
ハジャーの手首負傷をきっかけに、レッドブル・グループ内でドライバー3人の配置が動きました。
- ハジャー … オランダGP欠場(復帰時期未定)
- ローソン … レッドブルへ昇格
- 角田 … レーシングブルズから2026年初のF1レース
角田にとっては、シートを失ったあとの予期せぬチャンスです。
今週末のザントフォールトで、どんな走りを見せるかが最初の焦点になります。
(2026年8月20日時点の情報をもとに構成)

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