椎名林檎JL005便でMV公開!出演者とB747ー246Mixの意味を調べてみた
椎名林檎さんが前作から4年ぶりに過去に発表された曲をリミックス・アルバム形式で綴ったアルバム「百薬の長」を発表されました。
その中に選曲された曲「JL005便で」のミュージックビデオが公開されました。
アルバム「百薬の長」の中で唯一、ミュージックビデオになった曲を経緯と主演者、B747-246Mixの意味が気になる方もいるのではないでしょうか?
今回はミュージックビデオ「JL005便で」の出演者とB747ー426Mixの意味を調べてみました。
「JL005便で」MV公開!
「JL005便で」は椎名林檎さんが2014年に発表されたアルバム「日出処」に挿入されていた曲です。
この時に作品を聞いた椎名林檎さんの夫、児玉裕一さんがとても気に入り「ミュージックビデオを作りたい」となったそうです。
発表した当時は保留になりましたが、9年後に晴れてミュージックビデオが発表されることになりました。
シングルとして発表された作品ではないですが、彼女が制作した曲の中ではベスト5くらいに入る、名曲ではないでしょうか?
少なくとも私はそう思っており、ライブ動画は今も頻繁に視聴しております。
ミュージックビデオの出演者は?
篠原さやさんです。
篠原 さや(しのはら さや)愛媛県出身
1985年9月24日生まれ、血液型O型、身長164cm。
ダンサー、元女性ファッションモデル、演出振付家で有名なMIKIKOさん率いるダンスグループELEVENPLAY(イレブンプレイ)のメンバーです。
当時出演して話題になったミュージックビデオ「長く短い祭」
ELEVENPLAY(イレブンプレイ)のメンバーとしては多数の有名アーティストのバックダンサーとして出演されている篠原さやさん。
2015年の夏に発表された椎名林檎さんのシングル「長く短い祭」のミュージックビデオで単独で主演され、当時「あの女性は誰?」と話題になりました。
椎名林檎さんがインタビューで「『何かありそうな』女性に惹かれるところがある」と自身の事を語っており、篠原さやさんの事を御贔屓にしているそうです。
リミックスを担当したのは誰?
砂原良徳さんです。
2022/06/18
— 砂原良徳 (@_sunahara_) June 4, 2022
19:00-Midnight
at Osaka King-fu Kick
Door ¥2,500 with 1Drink pic.twitter.com/g280nUm59n
砂原良徳(すなはらよしのり)北海道札幌市出身
1969年9月13日生まれ。
テクノミュージシャン、マスタリング・エンジニア、
「電気グルーヴ」の「まりんちゃん」で有名でしたね!
リミックスを担当した砂原良徳さんはこの曲にこうコメントしております。
「盛り上がった機首、大きな尾翼、4発エンジンの力強い音、近年日本で見られなくなったBoeing747の魅力を味わっていただけたら幸いです」
ちなみに元電気グルーヴのメンバーですが今回のリミックスアルバムには電気グルーヴのメンバーである石野卓球さんも参加しております。
2014年開催アリーナツアー椎名林檎 林檎博’14 ―年女の逆襲―バージョン
「JL005便で」は「アルバム」日出処発表と同年に開催されたアリーナツアー「椎名林檎 林檎博’14 ―年女の逆襲―」においても、選曲されております。
2曲目の「私の愛するひと」は2011年11月に発表されたシングル「カーネーション」のB面で挿入されていた曲で、2曲をノンストップで歌っております。
椎名林檎さんのライブではノンストップで歌うのが定石になっており、世界観が似た曲を連ねてくることがあり、このツアーの中でも1番盛り上がった場面ではないでしょうか。
ちなみに、このツアーの曲と衣装は7部構成となっており「JL005便で~私の愛するひと」は3部目でテーマは「心中未遂」になります。
こちらのツアー版、B747ー246Mix版、どちらも甲乙つけがたい、とても良い作品だと思います。
「JL005便で」制作の経緯
タイトルの「JL005便」はジョン・F・ケネディ国際空港(ニューヨーク=JFK)から東京国際空港(羽田空港=HND)を結ぶ就航便の名称です。
実際に(飛行機が苦手な)椎名林檎さんが、その便に乗った際に、ふとイメージした楽曲で、機内での「意識だけで存在している気分」を描写したとのことです。
ちなみにこの曲を作詞、作曲した椎名林檎さんは「恋愛もの」の唄を創るのが苦手で、制作中、毎回涙をボロボロ流しながら打ち込んでいるそうです(笑)
B747ー246Mixの意味は?
乗り物好きの砂原良徳さんらしいリミックス名で、初めて東京からニューヨークを直行便化した飛行機Boeing747-246が由来と思われます。
現在は上述の通り、JL5便はボーイング社のB777-300で就航されております。
40年以上前に、東京からニューヨークの距離11280キロを航続距離を途中給油なしで運航できる飛行機がありませんでした。
そして、1983年にボーイング747ー246に最新型エンジン搭載、燃料タンク増設を行った機材を3機導入し初めて直行便化を実現。
3機の機体記号はJA8161、JA8162、JA8169、エンジンは甲高い音が特徴のプラット&ホイットニー製JT9D-7R4G2を搭載しておりました。
ミュージックビデオで篠原さやさんが纏っている、キャビンアテンドの制服がクラシックな感じも当時を連想するための演出なのだと思います。
ちなみにJL5便、就航している機材はB747-246、B747ー400、B777-300と移行し、そして今年以降、エアバスa350-1000に移行するそうです。
まとめ
椎名林檎JL005便でMV公開!出演者とB747ー246Mixの意味を調べてみた
- JL005便でMV公開!
- ミュージックビデオの出演者は?
- リミックスを担当したのは誰?
- B747ー246Mixの意味は?
を調べてみました。
終盤マニアックな見出しとなってしまいましたが、リミックス名も含め全てが椎名林檎さんと砂原良徳さんらしいアレンジで、とても良いミュージックビデオだと思います。
私も「JL005便で」は当時アルバムを購入し、アリーナ―ツアーにも参加、椎名林檎さんの和訳には毎回期待させられておりましたが、想像以上でした。
終盤の「命を実感することの恐ろしさ 音は、けばけばしく極彩色に 色は、けたたましく大音量に」の和訳は離陸時の感じを表す言葉にピッタリで今でも鳥肌が立ちます。
2月からは「椎名林檎と彼奴等と知る諸行無常」と題し5年ぶりに全国ツアーを実施、セットリストにも「JL005便で」は選曲されると思われます。
是非ツアーに参加し椎名林檎さんを楽しんでみてください!
ご覧いただきありがとうございました。
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