2026年9月に開催予定の第20回アジア競技大会(愛知・名古屋)に向け、福島由紀選手と松本麻佑選手の女子ダブルスペアが、日本バドミントン代表候補に名を連ねたと報じられています。
本記事では、代表候補としての位置づけ、公開情報ベースの戦績・ランキング、観戦上の見どころ(レシーブ・後衛の強み、前後の役割分担)をまとめます。
正式代表はJOC認定後に決まる見込みのため、現時点では「代表候補」「候補として発表」と表記しています。
代表候補20人の種目別一覧は、次のまとめ記事で整理しています。
福島由紀×松本麻佑はアジア大会2026の代表候補?
2026年5月19日ごろの報道では、日本バドミントン協会がアジア大会向けの代表候補メンバー20人を発表し、女子ダブルスの枠のひとつに福島由紀・松本麻佑ペアが含まれたとされています。
女子ダブルスの代表候補は2ペアのみです。
もう1組は報道ベースでは中西貴映・岩永鈴ペアです。
協会は世界ランキングをベースに選出した、という説明が報じられる一方、個別の選考理由を公式が詳述していない場合は、断定せず枠数・ランキング・ペア編成の事実で見るのが安全です。
出場種目・対戦・日程は大会直前まで変更があり得ます。最新情報は日本バドミントン協会・JOC・大会公式の発表を優先してください。
ペアのプロフィール(要点)
| 項目 | 福島由紀 | 松本麻佑 |
|---|---|---|
| 競技 | バドミントン・女子ダブルス | 同左 |
| 所属(報道) | 岐阜Bluvic | ほねごり相模原 |
| 役割のイメージ(報道・観戦) | レシーブ・後衛の経験値 | 後方からの攻撃・カバー |
福島選手は、長年廣田彩花選手と組んだフクヒロペアで世界トップを経験した選手として知られています。
松本選手は、永原和可那選手とのペアなどでも活躍し、ユーバー杯(団体戦)で福島選手と組んだ経験が、現在のペアにつながった、と松本選手自身が振り返る場面が報じられています。
戦績・ランキングで押さえる点(公開情報ベース)
ペアとしての位置づけ
報道・ランキング情報では、福島×松本ペアは世界ランキングのトップ10圏内(時期により順位は変動)に入る日本勢の一角として紹介されることがあります。
2026年4月のアジアバドミントン選手権(中国・寧波)ではベスト4、まで進出しました。
福島選手が「久しぶりの試合でベスト4に入れたのはよかった」、松本選手が「昨年後半の流れが結構よかったので、久々な感じがある中でもいい流れで試合に入れた」と語った、という紹介があります。
アジア大会本番(9月頃)まで、ワールドツアーや団体戦(ユーバー杯など)の結果でランキングと連携がどう動くかが、メダル色を議論するうえでの材料になりやすいです。
志田×五十嵐が候補外になった文脈(事実の整理)
パリ五輪で銅メダルを獲得した志田千陽・五十嵐有紗ペアが、今回の女子ダブルス代表候補2組には入っていない、と報じられ、SNSでは大きな話題になりやすい軸です。
一方、ランキングベースの整理では、福島×松本と中西×岩永の2組が日本の代表候補枠に入り、志田×五十嵐ペアは別ペア名義のランキングで順位が分かれる、という見方もできます
。「五輪メダリストだから当然代表」という単純化は、ペア単位の枠2組という大会構造とは必ずしも一致しません。
本記事では、志田×五十嵐の「なぜ外れたか」を裏話で語るのではなく、福島×松本ペア自身の強みと課題を中心に整理します。
見どころ:レシーブ・後衛のオールラウンド
福島×松本の大きな武器は、守りからラリーを組み立てる力です。
- レシーブ … シャトルのスピードを吸収し、前後の展開につなげやすい
- 後衛からの攻撃 … 松本選手が後方からコースを突き、福島選手が前でさわる形ができた場面が、アジア選手権後の取材で語られている
- 団体戦との相性 … 福島選手は団体戦での優勝経験を振り返り、松本選手も「みんなで声を掛け合う」団体の雰囲気を重視する、とユーバー杯前の取材で紹介されている
観戦の視点としては、「速いから強い」ではなく「連動が途切れないか」が、ラリーの安定感に直結しやすい種目です(試合ごとに異なります)。
見どころ:前衛と、廣田ペア時代との比較
前で主導権を取る場面
女子ダブルスで、前衛だけが長く「別格」と語られる選手は、男女を問わず歴史的にも少数です。
日本女子では、福島選手の長年のパートナーだった廣田彩花選手のネット際の強さが、その稀少枠に入るタイプとして語られやすい、という見方があります。
そのため、
福島選手の前が弱い
と感じる場合でも、
前の基準が廣田選手に慣れすぎていた
という比較の側面があります。
福島選手本人は、後衛・レシーブを軸に試合を運ぶスタイルで、廣田選手が前で流れを作る役割分担が完成していた時期が長くありました。
松本ペアでの読み方
松本選手との組み合わせでは、
- 守り・レシーブでラリーは続けやすい
- 一方、前で一気に決める・主導権を取り切る場面は、世界トップペアや廣田選手級の前衛と比べると相対的に課題になりやすい
福島選手はアジア選手権後、「私がすごくスピードを上げて動くということができない分、後ろからコースを突いて松本が前でさわってくれる形ができた」と振り返り、さらに上のレベルではどうするか考える必要がある、とも語った、という報道があります。
これは「前ができない」と断定する話ではなく、コンディション・連動・対戦相手のレベルによって前後のバランスが変わる、という整理に近いです。
男子ダブルスとの共通メモ(観戦の補助)
男子ダブルスでも、前衛だけが長く歴史に残る選手はごく少数(キム・ドンムン、トニー・グナワンなどが代表例として挙がることが多い)と語られます。
メディアで「前がすごい」と短期間で称される選手がいても、ペアの寿命とともに評価が消える例も少なくありません。
女子の福島×松本を見るうえでも、前衛の希少性は共通の前提になります。
もう1組・中西×岩永との関係
女子ダブルス代表候補のもう1組、中西貴映・岩永鈴ペアも、報道では世界ランキング上位の日本勢として紹介されます。
シンガポールオープン(Super750)準優勝など、直近の結果で順位が動いた、という紹介もあります。
日本は2ペアで枠を分け合うため、福島×松本と中西×岩永は対戦カード上は味方ですが、メダル争いではそれぞれ別のペアとして中国・韓国勢と渡り合うイメージです。
本番まで見ておきたいポイント
アジア大会(9月頃)まで、次の変化があるかを追っていくイメージです。
- 世界ランキング … トップ10圏内を維持・上げられるか
- 前後の連動 … 福島選手のスピード・コンディション、前で主導権を取れる割合
- 団体戦との兼ね合い … ユーバー杯など団体の結果が個人戦の調子にどうつながるか
- 正式代表・出場種目 … JOC認定後の最終名簿

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