11月10日に地上波初上映の「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」
劇中にスパイダーマンが3人も登場して驚いている方がいるのではないでしょうか?
今回は「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」でスパイダーマンがなぜ3人いるのか解説します。
スパイダーマンは3人いる!
ピーターパーカーの友人、ネッド・リーズがドクターストレンジから奪ったリングでピーターパーカーを2回呼び寄せておりますが、全く違うピーターパーカーが出ています。
実はこの二人のピーターパーカーはいずれも旧「スパイダーマン」シリーズに登場したピーターパーカー=スパイダーマンです。
劇中「ピーター2」と名前がついているトビー・マグワイヤ演じるスパイダーマンは2002年と2004年に公開されたスパイダーマンに登場しております。
劇中「ピーター3」と名前がついているアンドリュー・ガーフィールド演じるスパイダーマンは2012年と2014年に公開されたアメイジングスパイダーマンシリーズに登場しております。
そして今回登場したヴィラン(悪役)も各作品に登場して対決しております。
スパイダーマンが3人になってしまった原因は?
このネットリーズが呼び寄せた二人のスパイダーマンですが、それぞれの世界で実在したスパイダーマンです。
マーベル作品にはマルチバース(多元宇宙)と言う物が存在し、それぞれの世界が無数に存在します。
基本中の基本の世界は「神聖時間軸」と呼ばれそこから枝分かれして出来てしまった世界が「分岐時間軸」と呼ばれています。
スパイダーマンは3人出演しましたが、この三人にも区分があり、神聖時間軸に存在するスパイダーマンが本来のスパイダーマンです。
そして「分岐時間軸」にいる2人のスパイダーマンは「変異体」と呼ばれ名称は同じなのに違う見た目を持った存在として出現します。
スパイダーマンが3人になった原因のマルチバースについて
スパイダーマンが3人になっている理由はこのマルチバースが原因で神聖時間軸と分岐時間軸、変異体についてテーマにした作品がMCUドラマシリーズの「ロキ」を見ると原因が理解できます。
実はこのマルチバース、ロキシリーズに登場する組織、時間変異取締局(TVA)によって常に監視されております。
そしてTVAでは存在してはならない分岐時間軸と変異体を発見次第、監視員(ミニット・マン)を動員し、「剪定」と称した除去作業を行います。
スパイダーマンが3人で居続けた理由は?(ネタバレあり)
変異体が発生してしまったスパイダーマン、通常ならTVAが発動し、剪定される運命でしたが、「ロキシーズン1」の最終話であることが起こります。
TVAの創立者でもあり、時間軸をも支配している「在り続ける者」と言う人物が登場します。
そいて長年TVAに連行されTVAに怨みをもつロキの変異体「シルヴィ」によって「在り続ける者」は倒されます。
しかし、「在り続ける者」を倒したことで無数の分岐時間軸が発生し、「スパイダーマン」登場した二人のピーターパーカーが変異体として発生したとの事です。
この件についてはMCU作品を製作している関係者も公言しており、MCUのPHASEであるPHASE4、PHASE5に登場するマルチバースはすべてこの一件から始まっております。
まとめ
この3人のスパイダーマンが登場する「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」。
製作者側の遊び心で作られた作品かと思いきや、MCUをクロスオーバーさせる作品としても制作されており、時系列もよく考えられた作品でした。
そして「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」地上波初登場の11月10日はMCUドラマシリーズ「ロキシーズン2」の最終話の放映日でした。
同じ日に放送されるのもこの様な共通項があり放送されたものではないかと推測しております。
この2つの作品、主役のピーター・パーカー=トム・ホランドもロキ=トム・ヒドルストンも終盤にヒーローである事への重責を負い、そのシーンは人々に何かを投げかけたシーンでありました。
映画におけるヒーロー像に一石を投じ、これまでの違ったヒーロー像を投げかけるMCU作品、今後も注目です。
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