E8系の故障原因は?製造メーカーも調べてみた

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近年、山形新幹線の最新型車両E8系が相次いで故障を起こし、その影響が広がっています。

2025年6月17日には、同日に4編成が同様の不具合を抱え、運行が停止する事態が発生しました。

今回は、E8系の故障の詳細やその背景、そして今後の展望について掘り下げていきます。

新型車両の導入が期待される中で、利用者がどの様な視点で交通機関を利用するべきか?調べてみました。

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目次

E8系の故障原因は?製造メーカーも調べてみた

2025年6月17日、山形新幹線において同じ日に4編の新幹線電車が同様の不具合を抱え、運行が停止する事態が発生しました。

原因は補助電源装置の半導体素子の損傷とされ、JR東日本は原因究明と再発防止に向けた調査を進めています。

故障の影響で、山形新幹線の運行本数が減少し、観光業や地域経済にも深刻な影響を及ぼしています。

E8系の故障原因は?

皆さんは電車の電気系統はどの様になっているのかご存知でしょうか?

新幹線区間ですと架線に25000ボルトの電気が流れており、それをパンタグラフから車輌へ供給し、動力となるモーターを回したり、制御したりしております。

また電車内の空調であったり、利用者がスマートフォンを充電する際に使うコンセントに電気を供給したりしており、今回はこのサービス用電源等を供給する定電圧装置(SIV)に故障が発生しました。

新幹線は25000ボルト、在来線交流区間は20000ボルト、在来線直流区間は1500ボルトの電圧の電気が流れております。

この大きな電気を使え動力のモーターくらいで(旧型電車で暖房に使っている例はありますが)その他アクセサリ類はこのSIVで一旦440ボルトに落として利用しております。

※100ボルトと200ボルトはここから発生する440ボルトの電源を更に落として利用しております。

E8系の故障原因は?製造メーカーも調べてみた

こちらのSNSにある通り今回はSIVの故障であり、車両を製造したメーカーに原因があるかと言えば「?」です。

分析を進めて見ないと分からない部分ではあります。

SIVは故障が多い?

今回故障したSIVですが、実は故障が多いのが現状です。

現在の車輛のサービス電源は、ほぼ100%このSIVを使って電気を供給しておりますが、SIVが主流になる以前はMG(電動発電機)と言う装置でサービス電源を供給しておりました。

MGは呼称の通りの機器で電気で回したモータの先に発電機が付いており、そこから発生した電気でサービス電源を賄うと言うなんとも効率の悪い方法で凌いでおりました。

そこで電力消費量を下げる為にSIVが登場しましたが、故障は度々、発生しております。

また前述のMGについても故障は発生する機器でした。

SIVはブラックボックス

そして、このSIVの厄介なところは中身が製造メーカーしか把握できないブラックボックスである事です。

各鉄道会社の車輛をメンテナンスする工場では一切開けることはできません。

この事も原因究明に時間がかかる理由になっているのかもしれません。

メンテナンス出来る社員が減ってきている

作今の鉄道会社の情勢を見ると、現場で働く社員の減少が深刻で、車両のメンテナンスをする社員が減ってきているのも原因かもしれません。

先ほどSIVは製造メーカーではないと箱を開けることができないと申し上げましたが、SIVの前身であるMG(電動発電機)のモーターを回転数を調節する機器も同じような状況だったようです。

JRだけで言うとメンテナンスの技術力は国鉄入社の社員がダントツでした。

しかし、ここ2~3年で退職を迎え退職後にエルダー社員として残っていた社員も少なってきております。

この特殊機器はメーカーでないと開けられないものですが、故障の前兆や分析はこのようなベテラン社員でないと賄えられないと想定され、現在も続いている長期運休の原因にもなっていると思われます。

E8系の故障原因は?製造メーカーも調べてみたのまとめ

この件に関しましては随時アップデートしていく予定です。

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この記事を書いた人

運営者のtakachinです。
1977年生まれ
趣味はスノーボード、自動車

みなさまが「普段気になっている情報」を発信していきます。

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